リオグランデ・ド・スル州ノーヴォ・アンブルゴにある公立の保育園「フロレスタ・エンカンカーダ」では、園児の自主性を養うために施設の改築を含め様々な取り組みを行っています。
保育士は乳幼児のオムツ替えの時には赤ちゃんに積極的に話しかけ、食事の時にはスプーンを持って近くで見守ります。そうすることで子どもは自分でスプーンを持ち口に入れようとするようになるといいます。保育士は常に園児に寄り添いながら、必要以上に干渉しない方針です。乳幼児が過ごす部屋は自発性を促す空間となるようリフォームし、ライブラリーコーナーには子どもたちが座れる丸太ブロックを設置。部屋の中にはボールプールもあり、缶や木製スプーンなど音の出るおもちゃで遊ぶコーナーも設けられています。
これまで昼寝に使用していたベビーベッドはなくし、畳にマットレスを敷く方法を採用したことで、子どもたちは目覚めると一人で布団から出て行けるようになりました。
出所:教育省