日本語普及協会(AJALT)は、日本語教員らを対象に外国の子どもたちに楽しく漢字を学んでもらうための指導方法を紹介する講習会を開催しました。同協会の関口明子氏は、外国人の子どもたちに漢字を教える前の心構えとして、日本語の響きにも慣れていないような子もいるということに教員が気づいてあげることが大切だと語りました。その上で、例えば「足」という漢字を教えるときには、まずイラストで足の絵を見せてから、ひらがなの「あし」の書き方を教え、その後カードを使って漢字の「足」という字を見せることで、子どもたちはイラストで示された足と「あし」という言葉を結びつけることができるということです。
講習会は4月24日にイーエスエス伯人学校浜松校で開催され、約30名の学校関係者らが参加しました。
AEBJの森和重氏は、参加者に謝辞を述べ、日本での定住化が進む外国人家庭の子どもたちへの日本語教育に力を入れることが重要だと語りました。
講習会では、AJALTが作成した小学校1年から6年までの教材が紹介され、ブラジル人学校や団体向けに配布されまた。
記事・写真:羽山ネイデ