東海大学の小貫大輔教授は、在日ブラジル学校協議会(AEBJ)主催の在日ブラジル人学校教育フォーラムに参加し、ブラジル政府からの委託事業としてマットグロッソ連邦大学と東海大学が2009年から2013年まで共同で実施した教員養成講座について発表しました。同講座を修了した205名のうち、修了から5年経過した時点で行われた調査で、日本に残って教育関連の仕事に携わってることが確認できた人は91名でした。
同講座の運営コストは年間6000万円で、ブラジル政府や三井物産から資金援助を受けて実施されました。小貫教授は「(同講座で)多くの優れた教育者を養成することができた。教育には多額の投資が必要だ」とした上で、在日ブラジル学校協議会と日本政府間の対話は在日ブラジル人コミュニティーにとって大きな前進だと語りました。
小貫教授はまた、子どもたちの日本語教育を重要な課題と認識していないブラジル学校はないとも述べました。