2月11日に開催された在日ブラジル学校協議会(AEBJ)主催のオンラインイベントでは、第1部で心理士のキョウコ・ナカガワ氏による「特別支援が必要な子供たちとの共生」をテーマとした講演が行われました。

 

ナカガワ氏によると、生徒数200名程度の学校の場合、自閉症スペクトラム症の生徒が4名から5名、ADHD(注意欠如・多動症)の生徒が16名、何らかの学習障害を持つ生徒が34名程度いる可能性があり、50名以上の生徒が学習上の困難を抱えていると言われています。こうした生徒を指導するには専門知識を持つ教員を学校に配置する必要があり、医師や心理士、心理教育学の専門家、言語聴覚士、作業療法士など様々な分野の専門家からなるチームを設けることも重要だとされています。

 

当日は在名古屋ブラジル総領事館のルイス・フェルナンド・アボッチ・ガウヴォン総領事、文部科学省関係者、AEBJの斉藤俊男会長、東海大学の小貫大輔教授にもご出席いただきました。

 

ご参加いただきました皆様に感謝申し上げます。

0
0
0
s2sdefault