ナカガワ氏は講演の中で、「発達障害や自閉症スペクトラム症の子供たちは、世界の見え方が違うということを理解した上で、その子に合った時間の中で成長できるようなプログラム作りが不可欠だ」と述べました。
講演では「子どもが話を理解できるよう親は子供の目を見て会話する必要がある」といった親へのアドバイスを含むトレーニングプログラムであるカナダのヘイネンプログラムも紹介されました。
ナカガワ氏によると、「掃除機の音が気になる」、「エスカレーターが苦手」、「洗髪を嫌がる」などの傾向は、感覚過敏・鈍麻の兆候である可能性があるそうです。自閉症児の親に対しては、「テレビを何時間も観るなど、子どもの好きにさせるのではなく、一緒に何らかの活動に取り組むことに挑戦してほしい」と呼びかけました。
接し方のヒント
・簡単な言い方をする
・短く分かりやすい言葉を使う
・単語や文節を区切りながらゆっくり話す
・物や動き、文字、イラストを使って説明する